JOBS 09
西長峰工場 第二工場 インフレーション課 主任 T.W 2005年入社 機械科卒
第二工場のインフレーション機は、すべて異なります。
インフレーション工程は、第一工場と第二工場それぞれにあります。第一工場がレジ袋と大型の生地を量産するのに対し、第二工場では食品用に使われるポリ袋や、HDPEと呼ばれる高密度ポリエチレンのゴミ袋用のフィルムを成形しています。設備面では、多品種に対応する関係で、第二工場のインフレーション機は一つとして同じものがありません。インフレーションに連続してプリントするインライン印刷にも対応していますが、これらの機械でできることは2色印刷までですので、多色印刷が必要な製品は原反のまま国府工場に出荷します。
機械は道具。特性を掌握することがポイントです。
インフレーションの原理、すなわち原料となる樹脂ペレットを溶かし、空気の力で膨らませることで薄い膜を成形するやり方はどの機械でも同じですが、実際の作業では、設定値や稼働方法を各々で最適化する必要があります。機械とは言え、コントロールすべき対象は温度、空気といったアナログなものですし、機構的な部分は常にメンテナンスが必要ですから、決して自動化された作業ではありません。また、巻き取った状態の原反も様々ですので、巻き替えの際にカッターで切りとるような一見単純な作業でも、綺麗に巻き付けられるようになるまでには、一定の訓練が必要です。機械は一種の道具。特徴の把握、コンディションの維持、そして何よりも使い手の技量が試される仕事です。
チームパフォーマンスが必要な職場です。
第二工場には現在30名ほどが勤務しています。勤務体制はお客様からの需要増にお応えするため、2交代と3交代のシフトを組み合わせる形を採っています。機械任せの業務ではない中、常に高品質のフィルム成形を行うためには、中堅、ベテランが若手を補完する形で業務品質を一定に保つ必要があります。後工程に与える影響も大きいセクションですので、責任感も求められます。一人が目立って頑張るのではなく、互いに気遣い、協力して、チームとして成長していく。私だけでなく、メンバー全員がそう考えています。
周りの人間は自分を映す鏡。
私は、地元の工業高校を卒業後、金属加工会社を経て、当社に転職しました。インフレーションの仕事に就いてからは13年が経過しています。その間、二児の父となり、現在は公私ともに若手を指導する立場にあります。私が入社した当時は、職人気質の先輩が多く「見て真似て自分で覚える」的な風土でしたが、今はそんなことはありません。マニュアルや座学では会得できない技能は、現場で丁寧に説明し、率先して見せてやってもらうなど、積極的に働きかけるようにしています。かつて友人に「人は自分の鏡」と諭されたことがあり、今もこれをモットーにしているのですが、おかげさまで、若手は私を頼りにしてくれているようです。笑顔を大切に、良きチーム、良き人材づくりに励んでいきたいと思います。
西長峰工場 第二工場 インフレーション課 S.T 2016年入社 商業科卒
入社から3年、一通り仕事を覚えました。
前職も製造業に携わっていましたが、待遇面でより良い環境を求めて船場化成に転職しました。地元なので社名は知っていて馴染みのある会社だし、仕事内容もある程度イメージしていたのですんなり溶け込めました。入社からインフレーションを担当し、もうすぐ丸3年になります。4人で一班体制を組み、約20台のインフレーション機の生産を管理します。仕事はやりやすいですね。コミュニケーションもとれているので、分からないことがればスグ聞いて解決できるし、先輩は相談にものってくれます。もう仕事にもだいぶ慣れて、一通りはできるようになったと、自分では思っています。
すべての機種を完璧にマスターしたい。
工場内は陽圧管理がなされていますが、それでもその日によって微妙にコンディションが変化します。それに対応する微調整をして、計画通りに品質の良いものが生産できれば、安心もするし、やりがいも感じます。ただしインフレーション機は一台一台種類が異なるので、すべての機種を理解できているかというと、自分はまだ完璧ではありません。そこをクリアしていくのがこれからの課題です。仕事には満足しています。子どもが一人いるのですが生活も安定しているし、転職は正解でした。成長を続けている当社の今後に、期待しています